インタビュー

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武蔵シンクタンク 株式会社

大工修業をしながら、通信教育で高校卒業資格を取得し、通算20年にわたって建築業界で働く。知人の誘いがきっかけで特殊清掃の仕事を知り、2003年に自ら会社を設立。現在は特殊清掃を中心とした業務に臨んでいる。

武蔵シンクタンク 株式会社
住所 〒192-0361
東京都八王子市越野25-31
URL http://musashi-thinktank.jp/

川上 御社は特殊清掃という分野でお仕事をなさっているそうですね。

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塩田 特殊清掃とは、主に孤独死や事故・事件があった場所の原状回復を行う業務です。当社では消毒やオゾン消臭(脱臭)をはじめ、害虫駆除やリフォーム、供養、お祓いなどにも対応いたします。また特殊清掃のほか、遺品整理やゴミ屋敷掃除、水害復旧も行っています。

川上 誰かがやらなくてはいけない仕事ではありますが、中には悲惨な現場もあるでしょう。使命感がないとできないお仕事だと思います。

塩田 そうですね。その分、無事に原状回復が終わり、ご遺族様や不動産管理会社の方々が安堵した表情を見せてくださったときには大きなやりがいを感じます。また、そういった精神面のフォローだけでなく、専門的な知識を有していないと危険な仕事でもあるのです。

川上 どういった点が危険に繋がるのでしょう?

塩田  例えば、残された体液や腐敗物などからウイルスや細菌に感染する恐れがあります。不動産管理会社の新入社員研修・セミナーでも説明させて頂くのですが、現場ではマスクやゴーグルなど防護服を着用することはもちろん、空気感染や現場に飛んでいる虫からの感染も考えられるので、窓を開放しての作業もしてはいけません。

川上 なるほど・・・近隣の方に感染してしまうかもしれないと。

塩田 おっしゃる通りです。特に高齢者や赤ちゃんなど抵抗力の弱い方であれば、感染の危険がなおさら高まってしまいますからね。それでなくても近隣の方はナーバスになっておられますので、悪臭や騒音への配慮まで徹底する必要があるのです。

川上 あらゆる事態を想定したうえでの準備・作業が大切なのですね。

塩田 はい。このことは水害の現場でも同様で、洪水による汚泥に細菌が潜んでいる可能性を考慮し、細心の注意を払わなければなりません。先日、茨城県の常総市で水害が起こった際に出動しましたが、ボランティアなど作業員の方の中には何の予防もなく作業されている方も多くて・・・作業員に対する教育の必要性を痛感しましたね。

川上 こうしてお話を伺うと、塩田社長のような正しい知識を持つ方がいかに貴重な存在であるかがよく分かります。

塩田 ありがとうございます。今後も特殊清掃の業務と知識の普及に尽力していくつもりです。また、併せて水害復旧の活動にもさらに力を入れていきたいですね。

GUEST COMMENT

川上 麻衣子

塩田社長は特殊清掃に用いる様々な薬品の効果を日々研究しておられるそうで、その努力家な一面に感銘を受けました。知識とスキルを磨くこと、さらに故人やご遺族、近隣の方々への心遣いを忘れない塩田社長なら、この先も多くの現場で頼りにされることでしょう。

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