インタビュー

建築

川上 若くして家業の看板を背負われたのですから、きっと苦労も多かったことと思います。

山崎 初めの何年かは「20代の人にウチの屋根は任せられない」と言われることもあり、辛かったですね。それでも、自分が受け継ぎ学んできた技術には自信があったので、めげずに続けてこられました。数年前、瓦屋根工事の技術を競う全国大会で3位になったことでようやく多くの方の信用を得ることができ、今が一番、充実していますね。

川上 では改めて、瓦屋根の魅力について語って頂けますか?

12446k山崎 瓦は台風や酸性雨をものともしない耐久性、野地板との間に生じる空気の層に由来する断熱性の両方を兼ね備えており、それでいて優れたコストパフォーマンスを発揮してくれます。また、焼き物であるため1枚として同じ物はなく、組み合わせ方や釘の打ち方1つで耐用年数に大きな差が出ることから、手をかければかけただけ良さが出るというのも、職人としては腕の見せ所であり面白さを感じますね。近年は安さや早さを売りにする業者も増えてきていますが、そこを追求するがあまり仕上がりが疎かになっては本末転倒。私はお客様が望まれる100%以上のものを提供し続けることで、「瓦って良いじゃん」「山崎さんに任せれば間違いない」と言って頂けるような存在になりたいんです。ゆくゆくは志を共にできる仲間を入れて、少数精鋭で良質な施工を続けていこうと思います。

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GUEST COMMENT

川上 麻衣子

「瓦は長く残っていくものなだけに、自分の手がけた屋根をいつか他の誰かが修復した時は“こんないい仕事をしているんだ”と言わせたい」と語っておられた山崎代表。ご自身が受け継いできた技術をしっかりと後進にも継承しようというご姿勢に、男気を感じました。

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