杉田 本当の意味でのベンチャースピリットを感じます。
細川 私は、こうしたチャレンジ精神を非常に大切にしていまして、この考えは社内にも行き渡らせているんです。弊社の社員は基本的にハイブリッドで、太陽光と飲食のどちらの事業でも大体のことは把握していますし、優秀な者ばかりですから、自ら「やりたい」と言ってくれれば仕事を任せるようにしていますよ。
杉田 それは社員の方もやりがいを感じていらっしゃるでしょうね。
細川 チャレンジをしないと、人間は成長しないですからね。成長を促すことで最終的には独立してもらってもいいですし、もちろん、この会社に居続けてもらってもいい。いずれにしても、まずはこの会社が倒れないよう、常に次のことを考えながら、私自身が挑戦し続けていく必要があると思っています。
杉田 すると、すでに次の展開も見据えていらっしゃる?
細川 将来的には、家畜の糞から発電を行うシステムを展開するビジネスを始めたいと考えています。実は、排泄物はすごいエネルギーを秘めており、それを効率的に抽出できれば再生エネルギーとして有益に活用できるのです。
杉田 細川社長のお話を聞いていると、本当に「世のため人のため」にお仕事をされているという印象を持ちます。
細川 自分の会社が世の中に良い影響を与えられれば、それほど幸せなことはないですからね。それは飲食も発電も一緒。その中で人との縁にも恵まれてきましたので、今後もそうしたものを大切にし、周りの人全員が幸せになれるビジネスを続けていきたいです。

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GUEST COMMENT
杉田 かおる
現在の会社はわずか5000円で立ち上げたにも関わらず、2年でしっかりと利益を出すことに成功されたとか。細川社長の「資金の有無は関係ない。やるかやらないかだと思う」という言葉が印象的でした。今後、世の中にどのように影響を与えていかれるのか、本当に楽しみです。