青森県出身。学業修了後、小学生の頃からの友人と共に上京する。仮設足場の設計・解体を20年以上手がけ、2005年に個人事業として独立、翌年の2006年には法人化を果たす。日々仕事の質と安全性の両面を追求している。
株式会社 陽亜興業 | |
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住所 | 〒158-0094 東京都世田谷区玉川3-12-10 |
TEL | 03-3707-2543 |
FAX | 03-3707-2544 |
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辺見 法人としての設立は2006年だとお伺いしました。
加賀谷 はい、20年以上、建築業界に携わってきた経験と技術力を活かす手段として、直感的に独立することにしました。2005年からの1年間は個人事業として活動し、翌年には法人化を果たすことができたんです。
辺見 現在は具体的にどういったことを?
加賀谷 建設現場における仮設足場の設置・解体を手がけています。現場作業の最初から完成まで携わりますが、最後は何も残さず撤収する──形に残ることがない仕事なので寂しい気持ちを感じることもありますが、そういったところもこの仕事の魅力の1つだと思っていますよ。
辺見 形として「残る」仕事を支える、最後には形に「残ることがない」仕事。危険を伴う仕事だと思いますが、お仕事に臨む上で特に大切にされていることはなんでしょう。
加賀谷 安全に仕事をすることに徹しています。過去には、何よりもまず一番にスピードを求められたこともありましたが、どんなに仕事が早い人でも怪我をしてしまえばその早さは認められない。安全に仕事ができる環境であればこそ、スキルが活きてくるんだと思っているんですよ。
辺見 独立されてから今日までも様々な困難があったと思います。振り返ってみていかがですか?
加賀谷 幸いにも私には、様々な面でサポートしてくれる小学生の頃からの気心が知れた友人が社内におります。現在その友人は専務を務めていますが、幼少期と同様に今も助けられているんですよ。彼がいたことで安心して現場を任せられ、そのおかげで私は仕事をとってくるという自身の仕事に集中することができています。そんな彼の存在や、普段からサポートをしてくれている家族にも感謝の気持ちでいっぱいですよ。
辺見 公私にわたり、素晴らしい関係を築きあげられたのですね。では、今後の展望についてお聞かせください。
加賀谷 様々な会社と協力が必要になる現場において、仕事を円滑に進めるためのコミュニケーション能力を兼ね備えた人物を育成していきたいと考えています。一方で、スタッフについても、40代、50代と体力が辛くなってきた時の備えとして、仮設足場以外の事業にも着手し、仕事の幅を広げていきたいですね。

GUEST COMMENT
辺見 マリ
「人が好き」おっしゃる加賀谷社長。人との信頼関係についても、仮設足場と同様、相手に嫌な気持ちを「残さない」という意識を常に持っているそうです。現場業務やスタッフなど、何事にも熱い想いをお持ちの加賀谷社長の見据える将来を、ぜひ応援させて頂きます。