インタビュー

建築

小泉造園

保育士として13年間働いた後に、造園業の道へ。一般的な庭造りを学びつつ、いかに自然を造園に取り入れるかを考え、ビオトープ施工も学んだ。「小泉造園」として独立後は、保育園の園庭改造などに力を注ぐ。

小泉造園
住所 〒601-1122 京都府京都市左京区静市野中町413
URL http://koizumi-zouen.main.jp

辺見 保育士として13年間勤務されたとか。造園業に移られた理由は何だったのでしょう?

小泉 野鳥観察が好きで、自然と深く関われる仕事がしたいと思い、庭師として修業を始めました。しかしどうしても、“人工的な庭造り”感が拭えないのが残念で。より自然植物を活かした造園を手がけたいと、一級ビオトープ管理士・自然再生士・環境再生医などの資格を取得して独立しました。

辺見 京都は庭のある家が多いですが、枯山水のように芸術性を重視した人工的なものが多い気がします。

小泉 私が手がけているのは「自然の樹木や生物を取り入れた造園」。主に保育園・幼稚園の園庭を造っています。周辺にある在来の植物を用い、私たちが子どものに頃は当たり前にあった景色や、命の営みが感じられる庭を目指しています。

辺見 トンボが飛び、蝶々が舞うような・・・。

小泉 ええ。例えばアメリカハナミズキを植えると見映えがいいのですが、在来生物はほとんどやってこない。保育園の周辺をしっかりと調べ、その場所にふさわしい木や植物を植えると野鳥や虫、綺麗な蝶が飛んでくるんですよ。

辺見 頭でイメージするだけで素敵な園庭の情景が浮かんできます。子どもたちの情操教育にも良さそうですよね。

小泉 最近はトンボが怖いと言ったり、畑の土に触れない子どもが増えているのだとか。それではやはり寂しいですよね。自然は子どもの五感をくすぐる上、自然に触れることで出会う小さな発見は、子どもの成長を促していく思います。

辺見 小泉代表は保育士としてのご経験もありますから、より説得力がありますね。

8866_k小泉 ありがとうございます。前職とリンクさせて仕事ができていることは私の強みでもあるかもしれません。園庭改造を行う際は先生方だけでなく保護者の方にも、自然との関わり方・安全性を説明させて頂くこともあります。2013年度からは京都女子大学の非常勤講師も務め、教育者の卵に自然を取り入れた保育を教えています。自然と一緒に成長していけるような教育が広がっていけばと思いますね。

辺見 そうして子どもを取り巻く環境が変わっていけば、かつての日本のような素晴らしい心が取り戻せるかもしれませんね。

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GUEST COMMENT

辺見 マリ

小泉代表は「匂いを取り入れることで子どもが変わる」とおっしゃいます。確かに花の匂い、草の匂い、そして土や雨にも匂いがある。そんな匂いを感じながら子どもたちは想像を膨らませ、心を豊かにしていくのでしょう。

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