インタビュー

不動産

大澤 例えば身近な賃貸のお話で「どこで契約しても一緒」といったような声を聞きますが、それは大きな間違いです。というのも、少なくとも数百件、多いときで数千件を超える膨大な資料のなかからお客様が真に求める物件を紹介できるかは、営業マンの姿勢に委ねられているからです。そこに必要なのは経験はもちろんのこと、根気と誠実さなんですよ。
賃貸の現場で、それこそ数千件の物件資料を全て見て提案などしていたら業務になりません。内見1つとっても、その物件の良し悪しをきちんと説明できるのかどうかも担当者次第で、住んでから「こんなはずじゃなかった」というケースはよくあります。家賃や敷金などの交渉etc・・・成約に向けた手続きや提案は営業マンによって大きく変わる。酷い営業マンになると自社にとって有益な物件しか紹介しない、都合のいい部分しか説明せずアフターフォローも何もしてくれない、といったケースも多々みられるんです。今はネットが普及して気軽に物件探しができる時代になりましたが、そこでも平然と嘘の掲載をし、物件の振り替えをする。不動産契約というのは、一生のうちにそう何度も経験するものではないのにもかかわらずです。
不動産業界に携わって率直に思ったのは、相手の無知に付け込んだ悪しき習慣が横行している世界なんだ、ということでした。お客様に対してあまりに不透明な部分が多いなと。
だからこそ弊社では、そのような情報を明確にし、先に挙げた根気と誠実さを以て、納得のご契約をして頂けるよう尽力しています。また、例えば接客1つをとってもコンサル目線で細かく見ていくと、不動産業界というのは疑問に感じる部分が多々あります。私だったらこうする、というものを社員にも徹底し、お客様の目線に立った物件をご紹介させて頂いております。

時東 過去の実績が、その言葉に信憑性を持たせていますよね。実際の業務において、どんな点に注力されていますか?

大澤 不動産業界に限らず、どんな業種でも成功している会社とそうでない会社がありますよね。その違いは何だと思いますか?これはコンサルティングの視点で見れば単純で明確なことなんですね。優れた戦略や経営マニュアルなんていうのは至極当然のことで、大事なのはそれを実行する現場の人間、「人材」なんですよ。特に不動産業界は1人のお客様と接する時間が長い。お問い合わせの電話1本にしても、その電話に出たスタッフの対応1つで会社のイメージ全てが決まるんです。ですから私は常に現場を重視しています。会社のイメージも全て現場のスタッフで決まるのです。それゆえ人材教育には、何よりも力を入れていますね。私自身も常に現場に出てお客様と触れ合い、日々色々なことを学ばせて頂いています。

時東 その姿勢はスタッフの方にとってもいい刺激になると思います。では最後に、今後についてお聞かせください。

大澤 私は常に人に恵まれているなと思います。もちろん人に恵まれるためには、自分次第という側面もありますけどね。ただ、今私が社長でいられるのも、全ては周りがあってこそだった。よく耳にするセリフだと思いますが、その本質を真に理解しているのとしていないのでは全く違う。私の仕事の原動力は「人が好き」ということに尽きる。ですから私は出会う人全てを大切にしたい。ビジネスの基本は人。そこに私の戦略を以て臨めば、どんな事業でも成功の二文字しかないと思っています。不動産といえばトップエージェント─そう言って頂けるよう、私は誰よりも最前線に立って、これからも事業に邁進していくだけです。

GUEST COMMENT

時東 ぁみ

「僕は今までビジネスにおいて大きな失敗はしたことがない」とおっしゃっていた大澤社長。天賦の才というか、生まれ持った経営者気質が備わっているように感じました。その類い稀なビジネスセンスを活かして、これからも多くの事業を成功に導いてくださいね。応援しています。

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