インタビュー

不動産

住宅購入のメリット・デメリット

― 御社ではマンション販売に付随して、保険業も展開していると伺いました。

大橋 株式会社 エル・ディー・ラボという法人を立ち上げ、住宅を購入するさいの保険の見直しを主に手がけています。あまり意味のない保険に加入されているケースもありますから、マンション購入を機に、各保険会社の商品のメリットを比較したうえで最善の保険を提案させて頂きます。その道のプロフェッショナルがいるので最大限、お客様に合った保険を提案できる自信がありますよ。

― 住宅購入と保険はある意味、切り離せない関係にあると。

大橋 はい。ですからまずは住宅のことを徹底的に考えたうえで、それに見合う保険を組み立てていったほうが絶対にいい。今の時代、住宅ローンは頭金なしで組むことができますし、それに伴い無料で生命保険が付いてくるので、早く購入したほうが得なケースが多いですね。
その理由として、まず住宅ローンの特性は大きく3つあります。「生命保険が付く」「長いローン」「金利が動く」。生命保険に関しては、人間いつ死ぬか分からないので、できるだけ早く加入したほうがいいですよね。またローンは長いですから、定年前に払い終えたほうがあとあと楽になる。金利に関しては一番安いとき=不況のときなので、景気の低迷している今、組んだほうがいいんです。

― なるほど、若い時期に購入するメリットは大きいですね。定年後もローンを払い続けるのは精神的にも辛いですし。

大橋 ということは、「結婚してから家を買う」と考える人は多いですが、実はそれはナンセンス。まだ見ぬ家族を守るため、最近では独身男性がマンションを購入するケースが非常に増えているんですよ。

― すると、購入層として一番多いのは?

大橋 30歳前後です。30歳を一つの区切りとして、購入を決心しやすいですからね。40歳前後となると住宅ローンが通りづらくなるので、やはり早いに越したことはありません。

― では、例えば50歳前後の方がマンション購入を希望した場合、どのように提案されるのですか。

大橋 年収や家族構成、貯蓄等を考慮しながらですが、基本的にその年齢層の方々には新築ではなく、価格の下がった中古マンションをお勧めします。この場合、弊社で購入した物件をリノベーションしますから、外観はともかく内観はとても美しいですよ。なお、弊社がご提案する新築・中古のマンションは基本的に、お客様が住まわれているエリア内の物件のみ。同じ地域内で、賃貸を卒業して家を持ちましょうと提案しているのも特徴と言えますね。

― ここまで、住宅購入のメリットを教えて頂きました。メリットが非常に大きく感じるぶん、逆にデメリットのほうも気になります。

大橋 その質問はよくされるのですが─、ありません!と断言します(笑)。強いて言えばローンという借金を背負うことくらいでしょうか。ただ、借金は怖いと言いますが、何が怖いのでしょう?一昔であれば借金の取り立てが怖いといったイメージがあったかもしれませんが、今はヤミ金融などに手を出さない限り、貸した側も手荒な真似はできません。特に銀行から借りる住宅ローンであれば安心です。自分の生活を向上させるため、家族を守るため、老後の安定を求めるため、返済可能な範囲で銀行から借りるお金は怖くないんです。

― ある意味、有意義な借金とも言えますね。

大橋 見方によってはむしろ、賃貸のほうが怖いケースもあります。仮に職を失い貯金がなければ、ローンも家賃もいずれにせよ払えません。賃貸であれば2ヶ月で追い出されるかもしれませんが、住宅ローンは場合によって1年間の猶予があったりもしますし、支払いの変更も可能です。本当に怖いのは、自分の支払い能力以上のローンを無理に組んでしまうこと。身の丈にあった住宅ローンを組むことは、賢いお金の使い方だと思います。

あらゆる“満足”の追求を

― 「人を稼ぐ」が座右の銘だとか。

大橋 僕はお金よりも、人の気持ちや思いを稼ぎたい。ですからまずは、社員を大切にしています。直にアドバイス業務を行う社員が心から満足してはじめて、お客様に真の満足を提供できるわけですからね。会社側が働きやすい環境を整えれば、いい社員が育つんです。いい社員が育てばいい提案ができる。いい提案ができればお客様が喜ぶ──。こうした好循環が生まれていると思います。

― 提案力にも自信あり、ということですね。

大橋 絶対の自信を持っています。その強みとして、弊社がお客様を選べるという点も挙げられるでしょうか。マンションの場合、色々な世帯の方が住まわれるわけですから、周りの迷惑となるトラブルを起こすかもしれないと判断したらお売り致しません。そのあたりは徹底していますね。今まで3年間活動してきてクレームが一件もありませんし、今のやり方で間違っていないと思います。

― そんな御社が掲げる企業としての“ビジョン”とは?

大橋 事業を永続させていくために、100年企業を目指します。それが仲間の幸せに繋がるわけですから。たまに「上場は?」と聞かれるんですけど、それはどちらかというと金銭面寄りの話。正直、それを目標にしてしまってはなんだか素っ気ないし、面白みがない(笑)。どこまでいってもお客様目線で、お客様から感謝して頂けたときの達成感のほうを大切にしたいですね。そのうえでお客様のサポートや社員の福利厚生の向上に繋がるのであれば、上場も考えられます。

― では、永続的な組織を目指すなかで、どのくらいの規模にしたいといった理想はありますか?

大橋 「弊社のサービスをより多くの人に提供したい」という思いがありますから、やはり今後も拡大路線で展開したいと思っています。ただ、具体的にどこまでという頂点は、あえて考えていません。例えば、携帯電話がここ十数年で今ほど進化するとは思わなかったでしょう?社会が成熟し時代の流れが急激に速まっているなかで、自社の限界は分からない。理想像を固定しないぶん、会社の未来は無限大です。時代の流れに柔軟に対応できるよう、フットワークは常に軽くしておきたいですね。

― 変化の激しい時代、具体的に未来を描くことで、時代の流れに乗れないことのほうがリスクかもしれませんね。では最後に、お客様へのメッセージをお願いします。

6976d02大橋 僕はすでに親父と兄貴を亡くしています。だからなのか、おのずと「明日死ぬかもしれないから、悔いを残さず最善を尽くす」という意識を強く持つようになりました。日常ではこの大切さに気がつきづらいですが、人生は一度きり。“今できることは今やろう”という感覚ですよね。常に最善を尽くすこと、今できることを今やることが、幸せへの近道だと確信しています。ですからお客様にも、ぜひこのことに気がついて頂きたい。それで社名も「リアライズ=気づく」にしたんです。
逆に自分のことを精一杯できない人間は、人を幸せにすること、満足させることなどできません。例えば募金ができる人は経済的に余裕のある人ですよね。自分が現状に満足しているからこそ、他人のことを考えられるんです。つまりお客様に満足を提供するには、まず自分自身が満足していなければなりません。だから僕は、「会社のために」っていう社員は信用しない(笑)。とことん自分の幸せを考えて、お客様も含めて幸せの輪が広がっていけば最高です。自分が満足して、マンション購入を通じて家族を満足させて─、それでもなお余裕があれば、かっこいいですよね。

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