インタビュー

スペシャリスト

MAトラスト株式会社

岐阜県出身。大学卒業後は大手商社に就職、主に石油・ガスのパイプライン事業などを手がける。退職後はコンサルティングの世界で幅広い案件に携わり、MAトラスト(株)を設立して独立を果たす。

住所 〒101-0047東京都千代田区内神田2-3-10 東ビル 4F
TEL 03-5564-5122
FAX 03-3252-8177
URL http://www.ma-trust.jp

KONE MAトラスト(株)を設立されるまでの経緯から伺いたいと思います。最初に勤められた会社というのは?

浅野 商社です。鉄鋼部門に配属され、後に石油・ガスのパイプライン事業などを手がけることになりました。退職する2年前には大きなプロジェクトに携わることになり、その期間中は「納期」という言葉が片時も頭から離れませんでした。プロジェクトがどのようなものなのかを学び、また目的のために一人ひとりが力を合わせることの大切さを知ることができたという意味では、非常に貴重な経験だったと感じます。

KONE 大きな仕事を任されるくらいの信頼があったというのに、どうして会社を辞められたのでしょうか。

浅野 学生時代から政治に関心があって、いつか自分も一政治家として世のため人のために心血を注ぎたいという考えがありました。それで衆議院選挙に立候補するために会社を辞めたんです。身内に賛成してくれる者がいないなかでの出馬でしたが。

KONE それで結果は?

浅野 残念ながら次点で落選してしまいました。落選で途方に暮れているところに大変なおまけがついてきまして、公職選挙法違反で5年間、立候補ができなくなってしまったのです。貴重な経験をしました・・・。「疾風に勁草を知る」という言葉がありますが、この辛い経験があったからこそ、今の私があるんだと思っています。それから6年後、昨年の岐阜市長選挙にも挑戦したのですが・・・これまた次点(笑)。

KONE 利他的な目標を掲げられていたのに落選─。政治家の「信念・信条」という言葉から重みが失われつつある時代なだけに、社長の落選は残念に思いますよ。

浅野 ありがとうございます。思いがけない苦労を経験しましたが、嬉しいこともありました。所属先のない私に、色々な企業が声をかけてくれたのです。勤めていた会社からも話がありました。でも、そのときは中小企業の力になりたいという気持ちが強くなっていたので辞退することに。それでコンサルタントとして再スタートすることにしたのです。

KONE コンサルタントとして、どのような案件を手がけられてきたのですか?

浅野 何でもやってきました。岩盤浴事業、建設業、広告宣伝業や保育事業、さらに医療分野も手がけてきました。当社は、期限を決めて成功するまでをミッションとして捉えているので大変な面もありますが、社会や人の役に立っているということを実感できるのなら、自分としてはそれほど苦労には感じません。国内全体に元気が足りていないように思いますから、コンサルタントという立場で各企業を元気づけながら、社会の活性化に貢献していきたいですね。

GUEST COMMENT

Bro.KONE

人と話すとき、人の上に立つタイプか、そうでないタイプかどうかは意外と分かるものです。社長の場合は、やはりリーダーだなと。さらにその上の、リーダーのためのリーダーといった感さえあります。自分の力が発揮できるポジションで、今以上の活躍を期待しています。


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