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黒田 信也
人々の人生の舞台を彩る塗りの歴史
環境と景観美の次世代フィールドへ

黒田 信也
サンホームサービス 株式会社 代表取締役社長
日本ペイント(株)に入社し、建設関連の営業職に携わる。平成に入り、グループの一社である日本ペイント販売(株)に出向し、2005年にサンホームサービス(株)の代表取締役に就任。人と人との絆を大切にし、環境への取り組みも積極的に行っている。最終学歴は東京理科大学。北海道出身。
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サンホームサービス 株式会社
[本社:東京営業所]
〒140-0004東京都品川区南品川4-7-16
TEL 03-5479-2515
[名古屋営業所]
〒453-0041 愛知県名古屋市中村区本陣通2-25-1
TEL 052-461-1477
[大阪営業所]
〒531-8511 大阪府大阪市北区大淀北2-1-2
TEL 06-6455-9360
URL http://www.sanhomeservice.com/
塗料業界のリーディングカンパニー、日本ペイント(株)グループの施工専門会社として1988年に設立されたサンホームサービス(株)。遮熱塗装、床施工、各種リニューアル工事、戸建て改修(日本ペイント販売に業務譲渡したため現在は役員として管掌)などの諸業務を通じ、内外塗装の新たな価値を創造している。塗装の分野から地球温暖化対策に取り組む同社の黒田社長に、女優の秋川リサさんがお話を伺う。
塗装からの社会貢献
秋川: まずは、御社の沿革から教えてください。

黒田: 弊社の母体である日本ペイント(株)の創業は明治時代の1881年。以来、塗料の製造、販売を行う日本初の塗料工業会社として事業を拡大してきました。そのグループ子会社として1988年に設立されたのがサンホームサービスです。戸建て塗り替えを事業の柱としながら、2004年には、グループ会社の業務再編によって各地区施工部門が当社に統合されたことで、弊社の活動範囲は全国に広がりました。

秋川: 塗装は建物の保護という観点だけでなく、都市景観や生活景観に大きな影響力を与える大切な仕事ですよね。現在ではどのような事業に重点を?

黒田:
内外塗装の総合プロデューサーとしての経験をベースに、戸建て改修や床施工を手がけるなかで、最近注目を集めている遮熱塗装に、特に力を入れています。この、弊社が扱う太陽熱高反射塗料「ATTSU-9」は、太陽からの赤外線を反射させることで熱の発生を抑え、室内の温度を下げ、夏場の最大電力を抑えることができ、CO2の削減効果も見込めるんですね。10年間の実績があり、メーカー責任施工ではNO.1です。
太陽熱高反射塗料、「ATTSU-9」体感デモ器。赤外線を効率的に反射させ、屋根の温度上昇を抑え、室内への熱の伝導を減らすことができる。

秋川: 地球温暖化の抑止へ繋がりますね。具体的な施工例はありますか?

黒田: この技術を用いた代表的な建造物として、以前には代々木体育館の大屋根を施工させて頂きました。また、新幹線にもこの技術が使われ、今後は自動車への使用も期待されます。最近では局所的に起こるゲリラ豪雨の発生が増えていますが、これはアスファルトの温度上昇が原因の一つと見られています。そこで、ヒートアイランド対策の一環としてアスファルトの道路全般にも採用されつつあるんですよ。

秋川: それは存じ上げませんでした。塗装やリフォームにしても、一昔前の日本はスクラップアンドビルドが主流でしたが、最近では環境への配慮から、建物自体の再利用や耐久性向上の必要性が叫ばれています。

黒田:
そうですね。これからは、住宅をリニューアルして使っていく時代です。日本では住宅販売に占める中古比率が約17%にすぎない反面、欧米では実に8割を超える建物がリユースされています。今の建物は耐震構造がしっかりしていますから、住宅を壊さずにリフォームして販売するのが、これからの住宅メーカーさんの戦略だと思います。

秋川: この先、戸建てリサイクル市場の拡大が期待できますね。

黒田: ほかにも駅や遊園地、工場や各通路などの床施工を手がけています。遮熱床を施すことでヒートアイランド対策ができますし、デザインや塗料を工夫すれば事故防止にも繋がります。弊社が手掛けた代表例として、東京駅の駅前広場や西武球場前駅などがあげられるでしょうか。ほかにも、東京駅の新幹線のホーム床をはじめとして、JR東日本やJR東海各駅での施工実績も多くありますよ。

秋川: 塗装業を通じ、色々な社会貢献をされているのですね。
 
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人との絆を大切に
秋川: 昨今、日本経済は低迷を続けていますが、御社の業績としてはいかがですか。

黒田: 昨年は、自動車業界や電気関連業界に遮熱塗料が受け入れられて好調でしたが、リーマン・ショック以来、株価の下落率と比例して急激に業績が下がり、2月には私が社長になって初の赤字を覚悟しました。しかし、今後の日本経済が見通せない状況だからこそ、年度末に塗り替えをしようと3月に注文が殺到し、逆に過去最高の営業利益率を上げることができたのです。これも連携会社様、協力会社様と社員の踏ん張りのおかげです。

秋川: 社長の手腕が光りますね。普段、社員の方にはどのような指導を?

黒田: 「前向きに・素直に・ビジョンを持つ」この3つの重要性を説いています。まずはどんな話に対しても素直に耳を傾けてみること。そこでビジョンが明確であれば、それをするべきか、しないべきかの判断ができるでしょう。そして、一度やると決めたら前向きに全力で取り組む。この姿勢が大切だと思いますね。

秋川: しかし最近では、ビジョンを持てない若者が増えているようですが。

黒田: もっとも、彼らには彼らの考えがあり、我々と価値観が違うのは当然ですよ。私の持論としては、まず、20代は何でも夢中でやってみること。30代はビジョンを持つこと。40代は経営者感覚を持つこと。50代は次世代の育成に注力すること。そして60代はボランティアをすること。この意識が、世代を越えて普遍的に大切なことだと思います。

秋川: 定年を過ぎても元気な方は大勢いますし、高齢者のボランティア参加は大賛成です。生きがいにも繋がるでしょうね。最後に、塗装業の魅力とは?

黒田:
塗り替えは、色で空間を演出し、皆様に癒しと快適感を提供できる素晴らしい仕事。誇りを持って臨んでいます。お客様に喜んで頂き、感謝感激して頂くことが、必ず次回のリピートや紹介に繋がり、やがて社員と協力会社様との幸福へと繋がっていく、仕事とはまさに、この繰り返し。このような人と人との絆こそ、なにより大切だと思うんですよ。

 
<GUEST COMMENT>
リーマン・ショックの影響で生じた赤字の危機を、社員一丸で乗り切ったとか。それができたのは、皆さんの頑張りはもちろん、黒田社長の持ち前のユーモアセンスがあったからだと思います(笑)。サンホームサービスさんが手掛ける遮熱塗装は、ガイアの夜明け、報道ステーションなどのTV番組に取り上げられるなど、ヒートアイランド対策に役立つ技術として、多方面から大いなる期待が寄せられているとのこと。今後、大注目の企業ですね。(秋川 リサ)

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