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どのような庭でも |
| 岡安: |
最近の庭は照明を使ったり、ウッドデッキがあったりと、とても綺麗にしているところが多いですよね。 |
| 近藤: |
奥深い世界ですよ。私は和風から洋風までオールマイティーに手掛けますので、池を作ったり、お花を植えたり、様々な手法を駆使して庭を作り上げるんです。 |
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| 岡安: |
現在はデザインから施工まで手掛けているのですか。 |
| 近藤: |
ええ。社内ではデザインができるスタッフは私を含めて3名いますが、その他に提携しているデザイナーが5名、そして植木、左官、ブロックなど、様々な業種の職人さんが40名程います。私も、いつも現場を飛び回っていますよ。掃除をしたり、雑巾をかけたり・・・。 |
| 岡安: |
えっ?そんなことまで社長ご自身がやってらっしゃるのですか。 |
| 近藤: |
道路を片付けたり、安全面に気を配ったりと、私は現場では雑用係みたいなものですよ(笑)。ただ、その中で職人さんのマナーや雰囲気、それは私が責任をもって管理しなくてはいけません。私は雑用をしながら、そのチェックをしているんです。 |
| 岡安: |
社長が直接見に来てくれたら、お客さんもやっぱり安心できますよね。 |
| 近藤: |
社長がって感じではないのでしょうけど(笑)。私はお客さんとの打ち合わせはものすごく密に行うんですよ。安心できるように時間を掛けて、ゆっくり噛み砕いて説明します。当社のお客さんは新築の方が多いのですが、せっかく家を買っても、建物ってエクステリアが綺麗じゃないと外から見ても映えないじゃないですか。この仕事は「住みたくなる家」を作るという点においては、かなり重要な位置を占めていると思うんです。 |
| 岡安: |
私の家の近所に小さなお家があって、とても小さな庭なのですが、エクステリアを綺麗に飾りたてていて、いいなぁっていつも思うんですよ。コンクリート打ちっぱなしで自転車置いているよりも、ずっといいですよね。 |
| 近藤: |
そうですね。でも、皆さんそこになかなか気付かないんですよ。お客さんはよく「こんなに小さなスペースで恥ずかしい」とおっしゃいますが、そんなこと決してないですからね。どのような庭でも必ずやりようがあります。私はそれを提案したいんですよ。 |
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やって良かったと言わせたい |
| 近藤: |
私はただ喜んで頂くだけじゃ嫌なんです。「やって良かった」と心から言わせたい。そこまで突き詰めたいんです。ですから、実はお客さんには内緒で、図面では分からないサービスを入れるんですよ。お花を植えたり、綺麗な砂利をひいたり。そこは予算度外視で、「ここはお客さんへのプレゼントだ」なんて思いながら(笑)。 |
| 岡安: |
それは嬉しいですね!サプライズで味わった感動は、なかなか忘れられませんよ。お仕事はどの辺りまで手掛けているのですか。 |
| 近藤: |
関東ならどこへでも行きますよ。最初に勤めていた会社が大きかったですから、関東中に知り合いが散らばっているんです。その人脈が私の宝ですね。
また、人といえば、私が最も助けられた人間に当社の市村がいます。実は、私は学生の頃に緑内障になって、片方の目に視力が無く、もう片方の目も、やっと見えるという程度なんです。デザインをすることはできるのですが、パソコンを見るのも辛い状況で・・・。彼女が私の目となり私を支えてくれました。彼女がいなかったら独立しようとは思えなかったでしょうね。 |
| 岡安: |
そうだったんですか・・・。でも、そのハンデがありながらも、近藤社長の作るエクステリアは、高いデザイン性で非常に高評価を得ているそうですね。そのようなイメージはどこから湧いてくるのでしょうか。 |
| 近藤: |
散歩ですね。色々な庭を見ながら、何十キロもひたすら歩き続けます。他の業界からアイデアを頂くこともありますよ。例えばラーメンの具であったり。 |
| 岡安: |
ラーメンですか(笑)? |
| 近藤: |
ナルトを見てこれを何かに使えないかなと。それで実際に庭に渦巻きを作ってみたり(笑)。他には人間の体ですね。男性の肉体であったり、女性の体つきであったり、そういうのをイメージしながら石を積んでいくんです。 |
岡安: |
ナルトだったり、人体だったり、デザインの元は何だか意外なものなんですね。 |
| 近藤: |
自分でイメージしながら、まさかこんなものがデザインにならないだろうって物がデザインになってしまうのが面白いんですよ。
私が初めて描いたデザインは、門柱の上部に小さな畑のあるデザインでした(笑)。大勢の上司や先輩に笑われて、皆から「おまえは部下にしたくない」と言われてしまい・・・。でも、その中で唯一面白いと言ってくれのが最初にお話した上司でして、私はずっとその人の下に付いていました。 |
| 岡安: |
その方が近藤社長のデザインセンスを発掘して下さったのですね。その方も、市村さんも、関東中に散らばる仲間も、たくさんの人が社長を支えて下さって。それはきっと近藤社長の人徳なのでしょうね・・・。最後に今後の展望を聞かせて頂けますか。 |
| 近藤: |
若くて真っ白な新卒の人に、考え方から魂まですべてを伝えて、育ててみたいですね。この業界は杜撰な会社も多く、成熟しているとは決して言えない状況ですが、業界のステータスを上げていくためにも、地道に一軒一軒満足させていくことができる人材を育てていきたいですね。それがきっと将来の仕事にも繋がるのでしょうから。 |
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