• TOP
  • >
  • コラム
  • >
  • セルフブランディングプロデューサー福田宇華のこれから一歩踏み出したい 女性に届けるメッセージVol.4

コラム

セルフブランディングプロデューサー福田宇華のこれから一歩踏み出したい 女性に届けるメッセージVol.4

Vol.4 やり方よりも在り方を問う

時代の変化と働き方の多様化によって、自ら事業を立ち上げる女性が徐々に増えてきている。しかし、起業してみたものの、自身の長所を生かす方針づくりや、業界内の人脈を広げる方法がわからず、悩んでいる人も多い。ここでは、そんな女性起業家たちをセルフブランディングプロデューサーとして支えるuka planet(同)の代表・福田宇華氏が、一歩踏み出すための勇気とノウハウを与えるコラムをお送りする。

こんにちは。セルフブランディングプロデューサーの福田宇華です。前号はお休みをしてしまい申し訳ありませんでした。体が資本を痛感した期間でした。まだコロナが落ち着かず、不安定な時期が続きますが、皆さまいかがお過ごしですか?私も周りの起業女性も、起業に行き詰まったり、これから先が見えなくて不安に押しつぶされそうになったりしている方が見受けられます。いろんなご相談をお受けしていますが、その中で見えてきたことがあります。今回はそんなお話を交えて、お届けしたいと思います。

囚われた起業

囚われた(とらわれた)起業と聞いて、ドキッとしてしまう方もいらっしゃるかもしれません。自分らしく自由に働きたいと願って起業したにも関わらず、苦しくなってしまったり、自分らしさを出せなかったりする起業の進め方を、私はこう呼ばせていただいています。これは、今回のサブタイトルにも挙げた、「在り方」よりも「やり方」を優先した結果が生み出すものです。どうして起業したのか?なんのために起業したのか?起業を通してどうなりたいのか?―ーその「根本」の部分ときちんと向き合わずに、SNS投稿やブログ更新などに追われて疲弊して自信をなくしてしまう起業女性もたくさんいらっしゃいます。何が自分にとって大切かがわからなくなってしまった結果です。かつては私もそうでした。焦るばかり、足りないものを補おうと一生懸命行動するのですが、結果が見えずに、苦しむ毎日。結果を出せない自分にバツを付けては、当初あった自信や希望を失ってしまいました。「こうあるべき」に囚われて「あなたらしさ」がまったく見えない起業を推し進めてしまったのです。

あなたにしかできないこと

私の元には、「モチベーションがキープできない」「やる気にムラがある」「人と比べて落ち込んでしまう」・・・などと、多くのお悩みが毎日届いています。自分に目を向けずに、外や他人ばかりを見ては、一喜一憂して、肝心な自分磨きを怠っているのです。しかし、皆それぞれ得意不得意がありますし、個性を持っています。他に目を向けて落ち込むことに、自身の大切なエネルギーを使うのではなく、時には情報をシャットダウンして、自分の内面と向き合うことが重要になってきます。

私自身も、どうしてそう感じでしまうんだろう、なかなかうまくいかないんだろうと、心の中に「?」が出た時は、スルーせずに一旦立ち止まり、その時の感情と向き合うようにしています。面倒でもそうすることが近道だったり、起業を長続きさせるコツだったりするのです。起業で大切なのは「継続」と皆さんにお伝えしているように、特に女性の方は、感情や環境と向き合って、もしくは過去の経験や幼少期にまで戻って自分の内面と向き合い続ける必要が出てくる場合があります。

起業女性が最終的に目の当たりにする利益の部分で、やはりお金に対する偏見(ブロック)があると、業績も伸び悩んでしまいます。「最短で7桁売り上げる方法」とか「楽して稼ぐ方法」などの謳い文句に流されず、常にこの事業で何を得たいのか、どうなりたいのかを念頭に置きながら、起業を進めていただきたいと思います。

起業のメリット・デメリット

時折、お客様から「起業して良かったですか?」と聞かれることがあります。8年間専業主婦だった私が、40歳になる頃「好きなことで働こう!」と起業し、個人事業主を経て法人を設立するまでの道のりは平坦ではありませんでしたし、これからも苦難難題が待ち構えていると思っています。ここで、以下のデータを見ていただきましょう。

女性の本音が垣間見られますね。自由や夢、自分の体調の変化から、「起業」を選択し、金銭面の不安や責任の重さなどを感じながらも、好きなことを仕事にでき、時間が自由に使えて満足している方が多い現状です。

人生において重きを置く箇所が、時代とともに変化してきたこともうかがわせますね。子どもを育てながら起業した“ママ起業”の方は、やはり大切な子どものそばにいたい、子どもの成長を一緒に楽しみたいといった願いが、起業という選択につながっているのだと思います。

昨今、「※ダイバーシティ&インクルージョン」と言われるように、多種多様な人が互いの考え方の違いや個性を受け入れながら、ともに成長する時代となりました。「女性だから、ママだから」はもう関係ありません。ここに至るまで、私もいろんな思いを抱いてきましたが、女性が望み通りに輝ける時代が到来したと嬉しく思っております。それぞれが尊い存在。個々を尊重し、共存共栄することが「ダイバーシティ&インクルージョン」の特徴であり、これからの社会の在り方であると考えます。その先に皆の幸せがあり、各々が自分の可能性にチャレンジできる時代があるはず。こんな素晴らしい時代に生まれたことに、感謝したいですね。
(次号へ続く)

※ダイバーシティ(Diversity)は、直訳すると多様性を意味します。集団において年齢、性別、人種、宗教、趣味嗜好などさまざまな属性の人が集まった状態のことです。もともとは人権問題や雇用機会の均等などを説明する際に使われていました。現在では多様な人材を登用し活用することで、組織の生産性や競争力を高める経営戦略として認知されています。

■プロフィール
セルフブランディングプロデューサー
福田 宇華(ふくだ うか)
 
短大栄養科卒業。洋菓子メーカーに8年間勤務し、百貨店での店長業務経験後、結婚を機に退職。3人の息子に恵まれ専業主婦時代を過ごす。40歳前に栄養士パートで社会復帰すると、「漢方美活club」を立ち上げ個人事業主としてスタート。2020年7月にはuka planet(同)を設立し、自身のサロンマンションを購入する。食べる薬膳茶【美活eat薬膳茶】考案者。コミュニケーション能力・行動力・発信力を武器に、現在は自分らしく働きたい女性のサポートとしてコーチングやコンサルティング、起業塾の開講、ブランディングプロデュース、イベントプロデュースを手がける。「起業女性を孤独にしない」をモットーに、コミュニティやプロジェクト立ち上げ経験多数。『婦人公論』『anan』『朝日新聞Degital』『新時代のヒットの予感』などメディア掲載多数。日本橋三越カルチャーサロン「根本美人講座」開催経験あり。2021年「ミセスなでしこ日本」ファイナリスト。趣味はドライブと山登り。
 
uka planet 合同会社
URLhttps://ukaplanet.com/

<< Vol.3 女性らしさとは?

 
 
 


躍進企業応援マガジンCOMPANYTANKご案内

amazonからのご注文
2022年11月号
COMPANYTANK 2022年11月号

巻頭企画「天馬空を行く」には、元関脇・安美錦の安治川竜児氏がご登場!25歳で右膝靱帯断裂、その後も度重なる大ケガに見舞われながらも不屈の「挑戦者魂」で復活し、関取在位歴代1位の記録を打ち立てた同氏に、親方としての心構えや、苦境を乗り越える方法、相撲で勝つために必要なことについて、ユーモアを交えながら語っていただきました!どうぞお楽しみに!!

定期購読のご案内

interviewer's eye

カンパニータンクのインタビュアとして活躍されている各界の著名人たちに本誌編集局が逆インタビュー。

水野 裕子 鶴久 政治 宮地 真緒 矢部 美穂 名高達男 時東ぁみ 駒田 徳広 杉田 かおる 畑山隆則