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Challenge+(チャレンジプラス)

コラム

混迷する日本を救済しうる社会的意義のある新たな事業 ライフメイクパートナーズ

賃貸仲介窓口を通したマイホーム販売

 
――大橋社長は「お金」より大事な「時間」という財産についても強調されています。お金だけに還元できない、多元的価値を考慮しても賃貸よりマイホームのほうが優位だ、と。
 
大橋 賃貸というのは基本的に悪いものではありませんが、家はどんどん進化しているのに対し、賃貸は進化しにくい。大家さんや業者さんの利を考えて安く建てるとなると、小さくしてリスクヘッジしなければならないという考えが前提にあるからです。したがって、賃貸の住環境というのはどうしてもそれほど進化できない。今は家を買ってもらうために各業者がさまざまなものを開発して、さらにどんどん単価が下がっているので、当社であれば、ガス乾燥機や食器洗い乾燥機を標準で付けられるなど、マイホームならではの優れた住環境を実現することができます。そうすることでお金より大事な時間も生まれる。逆に言うと、その時間を豊かに過ごすためには優れた住環境が必要になるんです。これは賃貸ではできないことですね。
 
――今の時代において賃貸よりマイホームのほうがいろいろな面でメリットがあり、お得だということがよくわかりました。その点を踏まえて、御社の新事業である「ライフメイクパートナーズ」についてお聞かせください。
 
大橋 一言で言うと、「人生100年時代」における、お客様の真のニーズを引き出す賃貸仲介窓口を通したマイホーム販売手法です。ボディメイクが理想の体を目指すことなら、「ライフメイク」は理想の人生を目指すことだ、という発想から生まれました。そのサポートのパートナーになれるようにと願って生み出したのが「ライフメイクパートナーズ」なんです。お客様の理想の人生のサポートを目指すためには、「人生100年時代」において何が必要で、何が足りないのかを知らなければならない。それらを知り、伝え、サポートするものが当社の「ライフメイクプランナー」です。賃貸でいいと思い込んでいると、人生100年の本当の幸せは見えませんよ、という「気付き」から、まずは入っていきます。今回生み出した仕組みは、今までにない新たなマイホーム販売の形です。世の中というのは新築の売買、中古の売買、賃貸と分かれている。その賃貸に、住宅ローンの可否によって販売が生まれますという論理ですね。したがって賃貸仲介における収益性が激増します。本当に知っていただきたいのは、この「仕組み」がこれからの日本を救済する力と、これから日本を背負う子どもたちのためになるということです。先ほどから申し上げているように、人生100年の幸せを世の中に届けたいと思った時に、賃貸仲介窓口をお持ちの企業様に加盟店になっていただき、「ライフメイクパートナーズ」をこれから増やしていきたいんですね。
 

劇的にバージョンアップした営業手法

 
――社会的にも非常に意義のある取り組みだということですね。
 
大橋 その通りです。冒頭にもお話ししましたように、これまで当社は賃貸住宅に飛び込み営業をし、住宅ローンを使える方にアポイントを取って住宅を販売していました。アポイント設定後の交渉方法をマニュアル化したため、交渉の難易度が下がり、クローザーも育てやすかった。ただし、クローザーを育てるには約2、3年の月日を要しました。しかし、今回はそれを3ヶ月で伝えられるような手法をつくったんです。営業対象は、以前は住宅ローンを使える方、主に単身男性やマイホーム購入を考えていない方でした。そのような方々に「気付き」を与え、日本の平均年収である400万円前後の人たちに3000万円前後の物件を買ってもらっていた。しかし、効率が悪かったんです。訪問して面談できる確率は20%未満で、その中で住宅ローンを使える方は約30%でした。営業マンは1ヶ月3000件訪問してアポイントが2、3件で、契約が1~3件。つまりアポイントさえ取れれば成約できるイメージですね。要するに、効率は悪いが収益が高いので、ノウハウさえあれば利益を出せる事業でした。しかし、営業マンの管理が難しい。クロージングを覚えて売れるようになると独立を考えるようになるし、独自のノウハウのため引き抜きも多いからです。つまり飛び込み営業する人材を確保できれば大きな収益を上げられるが、維持が難しかった。当社が長年悩んでいたことです。そこでこの3年間でさまざまなことを試しながら、営業手法を劇的にバージョンアップさせることに成功しました。時代的にも住宅ローンを使えるなら、圧倒的にマイホームが必要な理由が生まれたので、飛び込み営業では会えなかった賃貸居住者に100%面談できている賃貸仲介窓口で展開できればと考え始めたんです。
 
――なるほど。これまでの経験をもとに試行錯誤の末に生まれたのが「ライフメイクパートナーズ」だ、と。
 
大橋 ええ。なぜこれからは賃貸仲介窓口が最適かというと、今ある窓口、今ある資格、今ある情報、今ある社員、今来ているお客様―すべてが「今ある」状態で始められるからです。かつ、当社の物件は売買仲介ではなく、自社物件として売れるので収益が大きい。さらに、飛び込み営業で会えなかったすべての賃貸居住者が相談に来る場所なので、着座からスタートでき、ご提案もしやすい。そこで、住宅ローンを使える方に「最強の営業手法」で自社物件を売れる仕組みです。この仕組みにより、新しい住宅販売の形が生まれます。現在はその加盟店「ライフメイクパートナーズ(FC店)」を募集しているところです。「ライフメイクパートナーズ」に加盟いただくと、バージョンアップした「最強の営業手法」をご提供し、交渉に欠かせない、商標登録を取った「パワーワード」の使用権利を付与―さらには、人生100年時代に必要な最適な家の建て方のノウハウもご提供し、それを自社物件として販売できる権利も付与いたします。

 

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