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コラム

他社に学ぶ!!隣のオフィスレポート ラクスル 株式会社

開放感抜群の空間から革新的な発想を
ラクスルらしさを貫いた自由なオフィス

 
クラウド型の印刷通販サービス「ラクスル」の運営を手掛けるラクスル(株)。同社は2009年、松本社長の自宅マンションの1室からスタートしたが、会社規模の拡大に伴い1~2年のペースで移転を繰り返し、2015年11月、東京・目黒駅に程近い現在地に本社を構えた。

「このオフィスを選んだ決め手は、天井の高さです」と、広報担当の忽那さんが話す通り、エントランスに続く会議室エリアを抜けると、そこには開放感たっぷりの執務エリアが広がる。以前は住宅展示場として使用されていたというこの空間は、何と天井高12m。通常のオフィスビルの3階の高さに相当する。天井高にこだわったのは、学生時代、シリコンバレーで倉庫型のオフィスを見て感銘を受けたという松本社長の思い入れによるもの。そのため、オフィスデザインを決める際にも、海外企業のオフィスをかなり参考にしたという。

そんな同社のオフィスは、空間を最大限に生かした「空中庭園」がテーマ。「仕組みを変えれば、世界はもっとよくなる」という会社のビジョンを体現すべく、創造性を養える環境づくりをコンセプトに数々の工夫を凝らした。例えば、執務エリアには3つのボックス型のオープンブースが点在するが、その屋上には大きな植物が植えられている。木々は全て本物で、週に一度のメンテナンスと天窓から差し込む自然光ですくすくと育ち、オフィスに癒やしを与えてくれるという。ボックスのうち2つはミーティングスペース、1つはコピー機などの設備が備わったファシリティスペースとなっており、特に後者は空間の中央に配置したことで、他部署の社員同士が偶然出会い、自然とコミュニケーションが生まれる動線が引かれているのだとか。ちなみにボックスや執務エリアの壁の一部には、印刷の4原色であるCMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、キー・プレート)の配色が施されている。ビビッドなカラーでありながら木の家具や植物に程良く馴染み、不思議と落ち着ける空間となっている。また同社では、席を固定しないフリーアドレス制を導入。カウンターのある集中スペースや、ゆったりとくつろげるソファ席などは、社員の間でも人気のエリアだという。

さて、執務エリアに続く2階フロアは、休憩やミーティング、来客対応、外部を招いてのイベントなどにも使用できるという、機能性抜群のフリースペース。階段型の椅子やカフェのような照明、スピーカーから流れる音楽が、リラックスできる雰囲気を演出している。また、2階には卓球台やヨガマットも設置されている。休憩時間や始業前・終業後などに体を動かしてリフレッシュすれば、健康維持につながる上、作業能率も向上するという効果があるのだ。

ところで、約300坪あるという同社のオフィスには、会議室を除いてドアのある個室がほとんど存在しない。セキュリティの関係から壁で区切られている部署もあるが、天井はつながっているため閉塞感はないという。忽那さん曰く「大きな箱の中で、レイアウトは全て自由。小まめな配置換えがすごくやりやすいんです」。会社の成長や時代の流れに合わせて働き方の“仕組み”を変えることで、仕事をもっと楽しく、よりよいものにしていく──オフィスづくり1つとっても、既存の枠にとらわれないラクスル流が貫かれているのだ。
 

01 エントランスにはラクスル(株)のビジョンや行動規範をイメージしたアニメーションが流れている。来訪者にも会社としてのベクトルを伝えられる効果がある
02 2階にはフリースペースが広がる。ここでは、昼食をとったり休憩したりする社員が多い。奥には社長室があり、部屋を仕切る壁の黒板には、「THE BETTER SYSTEM, THE BETTER WORLD(仕組みを変えれば、世界はもっとよくなる)」と書かれている
03 カウンター席が並ぶ集中エリア。電源も完備しており、まるで図書館のようなデザインの中で仕事もはかどりそうだ
04 ボックス型のオープンブースには1つだけ、屋上に上れるはしごが付いているものがある。屋上には椅子とテーブルもあり、眺めも良くて何だかくつろげそう・・・と思いきや、実際にはフロアの社員からの視線も気になってしまうため、普段仕事で使用されることはほとんどないのだという(モデルとしてご協力頂いたのは、法務担当の小川さん。屋上に上ったのは実は初めてなのだとか)

 

【会社情報】
ラクスル 株式会社
〒141-0021 東京都品川区上大崎2-24-9 アイケイビル1F
【URL】
https://corp.raksul.com/

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