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コラム

「Play=楽しさ」「Art=創造」を体現
働きやすさを追求した“都心のオアシス”

 
2013年、NHN Japan (現LINE(株))の会社分割を経て誕生した、「NHN PlayArt」。2015年10月にはNHN comico(株)(現NHN JAPAN(株))と会社分割し、新設会社としてNHN PlayArt(株)が設立された。スマートフォン向けゲームアプリの制作・運営を手掛ける同社では、世界的大ヒットを記録した「LINE:ディズニー ツムツム」をはじめ、「妖怪ウォッチ ぷにぷに」「♯コンパス~戦闘摂理解析システム~」など、話題のゲームの企画・開発を行っている。そんな同社は2015年1月、オフィスを渋谷ヒカリエから虎ノ門ヒルズへと移転。構想から移転まで1年以上を費やしたというこだわりのオフィスに伺った。
 
「NHN PlayArtの財産は『人』。このオフィスも、社員のことを一番に考えてつくられました」と話すのは、同社の広報担当・野尻さん。家庭よりも長い時間を過ごすオフィスだからこそ、社員の安全・安心を考慮し、高い耐震性と最新の設備が揃う虎ノ門ヒルズを移転先に選んだという。また、社員思いのスタンスはオフィスづくりにも反映されている。社名の「Play=楽しさ=Park」「Art=創造=Museum」を融合させた「Park Museum(楽しさを創造できる場所)」が、オフィスのコンセプト。ニューヨークのセントラルパークのような“都心のオアシス”をテーマに、観葉植物や特注の木の家具がふんだんに取り入れられ、癒やしの空間が広がっている。
 
オフィスは機能性も抜群で、特に社員が働く執務エリアには数々の工夫が。天然木のデスクは横幅が160cmあり、隣席との間には着席時に周囲の視線が気にならないパーティションを設置。腰への負担が少ないアーロンチェアも完備している。また以前のオフィスは会議室不足が課題だったが、現在は部屋数も増え、プロジェクター操作をワンタッチで行えるなど利便性も向上。社内の通信機能も充実させ、通訳ブースやセミナールーム、サウンドルームも設けるなど、グローバルに展開する会社らしく多様なテクノロジーが詰め込まれている。そして、広々としたカフェスペースも特長の1つ。休憩や社内外の打ち合わせに使えるマルチな空間には、ソファ席やカウンター席など複数の種類の座席があり、用途に応じて使い分けが可能だ。カフェのドリンクは1杯100円ほどと安価で、昼食時には弁当の販売も行われる。さらに、カフェの一画にはライブラリーコーナーもあり、「代官山 蔦屋書店」と提携して選書された約60種類の書籍が揃う。書籍は定期的な入れ替えがなされ、クリエイター向けの専門書など、社員のリクエストによって購入されたものも多いのだとか。
 
福利厚生も充実しており、オフィスには、回数限定で30分~1時間の施術が受けられるマッサージルームも設置。また、社員の家族をオフィスに招待する「セカンドホームパーティー」も企画され、軽食やスタンプラリーを楽しみながらのオフィスツアーが行われる。「職場の様子を知って頂くことで、ご家族には安心感を、社員にはモチベーションを与えられたら」との想いが込められているという。会社の財産である社員のために、働きやすさを多方面から追求した同社のオフィス。社員が充実感を持って生き生きと働ける環境だからこそ、新しく個性的で、“楽しさ”に溢れたゲームが生み出されていくのだろう。

1 執務エリアには各席の正面と左右にパーティションが設置。集中して作業できる空間づくりは、クリエイターを多く抱える同社ならではの配慮だ
2 カフェスペースには巨大なスマートフォンである「デカスマホ」が。ゲームを大画面で操作できるため、学生の企業訪問や、外部を招いてのイベントなどでも使用される
3 カフェスペース内にあるライブラリーコーナーには、国内外の約100種類の書籍が揃う。IT系企業でありながら、アナログな情報源も大切にすることで、オリジナリティーのある企画を生み出せるのだとか
4 カフェスペースの座席は種類が豊富で、窓際のソファ席などは人気が高いという。仕切りのない空間と窓から見える絶景、そしてダクトがむき出しの天井が開放感を生み出している。ちなみに、カフェスペースの中央にある一段高いスペースは、下にローラーが付いており、イベント時には移動してステージの役割も果たす

 

 

【会社情報】
NHN PlayArt 株式会社
〒105-6322 東京都港区虎ノ門1-23-1 虎ノ門ヒルズ森タワー22F
【URL】
http://www.nhn-playart.com/

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