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コラム

サラリーマンのための起業講座 Vol.5

 
「脱サラして起業したい」「自分でビジネスを始めてみたい」・・・先行き不透明な時代だからこそ、自分自身で行動を起こし、お金や自由を得ようとする人は多いのではないだろうか。本コラム第4回では、Amazon輸入ビジネスの商品リサーチのコツや儲かる工夫についてお伝えした。今回は、さらに効率良く作業する方法について、その道で成功を収めるR・グローバルジャパン(株)の代表取締役・竹内亮介氏から学ぼう。

第4回では、Amazon輸入ビジネスを始める際の商品リサーチのポイントについてご説明しました。第5回となる今回では、Amazon輸入ビジネスをより発展させていくための実用的な方法や、副業における作業時間のつくり方についてお伝えします。効率的な収益確保のコツを知ることが最短ルートでの結果に結び付きますので、一つずつ進めていきましょう。

並行輸入品とは何か

商品リサーチを行っていく中で、輸入品には「正規輸入品」と「並行輸入品」の2種類があることに、お気付きになるかと思います。そこでまずは、正規輸入品と並行輸入品について、Amazonでは以下のように定義していますので、ご説明します。

正規輸入品・・・日本の正規輸入代理店による国内保証が有効で、修理や問い合わせなどのサービスが可能となる商品
並行輸入品・・・海外メーカーが認める日本国内の正規輸入代理店以外を通じて、国内に輸入された商品

簡単に申し上げますと、「海外メーカーが認める日本正規代理店を通しているか、通していないか」の違いだと思って頂いて構いません。例えば、Apple社の正規輸入品と並行輸入品であれば、アメリカのApple本社から正規代理店である日本法人の「アップルジャパン」が輸入し、販売している商品は正規輸入品。一方で、海外のApple直営店や取扱店、またはインターネットで商品を購入して日本に輸入した商品は、並行輸入品です。そのため、海外のAmazonから仕入れる商品については、並行輸入品になります。

並行輸入品は合法な輸入形態です。正規代理店を通さなければいけないという決まりはありません。むしろ、Amazonでは並行輸入品を推奨しており、並行輸入品ストアが開設されているほどです。そのため、今後も並行輸入品の割合は拡大していくことが予想できます。

ただし、Amazonに並行輸入品を出品する際には、正規輸入品とは異なる商品ページに出品する必要があります。また、正規輸入品と区別するため、商品名に「並行輸入品」と明記する必要が生じますので、その点も注意が必要です。

これからAmazon輸入ビジネスを始める方には、まず並行輸入品の販売がお勧めです。なぜなら、正規輸入代理店は一商品を大量に卸す上、国内保証のサービスに加入する必要があるため敷居が高くなります。しかし並行輸入の場合には、さまざまな商品を少量ずつ扱うことが可能となり、リスク分散につながります。よって、小資本の個人事業主でも参入しやすい利点があるのです。

1つの儲かる商品で満足せず、派生リサーチをしよう

さて、1つの儲かる商品を見つけることができると、効率の良い商品リサーチが可能となります。というのも、「儲かる商品から、その関連商品へ派生させること」が、収益を上げていくコツだからです。具体的な例を挙げてみましょう。

・ブランドから派生させる
1つの儲かる商品を見つけたら、同ブランドで検索し直してみて、「人気度順」に並べ替えてみましょう。そうすることで、他にも儲かる商品が見つかる可能性があります。

・色違い、サイズ違い、バージョン違いの商品を探す
商品によっては、色のバリエーションが存在します。その場合は、色違いの商品も見落とさずにリサーチしてみてください。例えば、多くのユーザーを持つiPhoneのカバーケースなどは、当然さまざまなバリエーションがあることが見込めますので、1種類で満足せず、全ての色をリサーチしてみると良いかもしれません。また、男女によって人気の色が異なる商品もありますから、その辺りも要チェックです。他にもアパレル関連の商品だと、サイズ違いをリサーチしてみると、効率良く儲かる商品を見つけることができるでしょう。ゲームの場合には、対応機種やナンバリングなど、それぞれのバージョン違いでリサーチしてみてください。

・Amazonの便利な機能を活用しよう
Amazonには、購入者のデータに基づいて関連商品を自動的に表示してくれる、サジェスト機能というものがあります。商品ページの中段や下のほうに、「よく一緒に購入されている商品」「この商品を見た後に買っているのは?」「この商品を買った人はこんな商品も買っています」などと、表記されている部分です。ここからも関連商品は見つけられますので、ぜひリサーチして派生させていきましょう。

副業の方にお勧めする作業スケジュール

ところで、いざ副業を始めようと思っても、日々の労働サイクルに追われてしまい、十分な時間を確保できないからと諦めてしまってはいませんか?

これまで私は、運送業のドライバーなど、長時間の拘束かつ重労働に携わる多くの方の独立を支援し、法人化に至るまで指導してきました。以前にドライバーを務めていた2名は、副業で月収100万円近くまで稼ぎ、独立した現在では、月収300万円以上を稼げるようになっています。

多忙な中でも、効率良く作業時間を生み出すことは可能です。その際、私がどのようにアドバイスをしているのかと言うと、基本的には、「早寝早起きを心掛け、早朝に作業する」ということ。仕事で疲れて、夜遅く帰ってからビジネスをするのはつらいですよね。また、人間は22~2時の間が一番眠りに集中できる時間帯だと言われているため、しっかりと良質な睡眠を取ることができるのです。そして、本業の通勤中や空き時間には、以下のようにできる限りのことをするのが良いと指導しています。

・パソコンが開けるなら作業
・読書や、携帯・スマートフォンで情報収集
・取引先に連絡、外注している場合はその指示出し
・ビジネスプランを考える
・マインドセットのオーディオを聴く

そうして、利益に直結する商品リサーチや交渉は、極力自宅で集中して作業します。また、生活習慣を見直し、目的のないネットサーフィンやSNSなど、「やらないこと」を徹底的に決めることも重要。一日のスケジュールの中で、なるべくAmazon輸入ビジネスに割く時間を確保しましょう。ただ、不健康になって体を壊してしまっては本末転倒なので、くれぐれも無理は禁物です。

さて、以上が副業の方にお勧めする作業スケジュールです。限られた時間の中で、いかに効率良く作業を行っていくかが成功への鍵となりますから、しっかりと計画を練り、努力を重ねていきましょう。

 

■プロフィール
竹内 亮介(たけうち・りょうすけ)
 
1983年、千葉県に生まれる。立命館大学産業社会学部卒業。R・グローバルジャパン(株)代表取締役。2012年、資金ゼロ、人脈ナシ、全くの未経験からAmazon輸入ビジネスをスタートし、1年後に月収100万円、2年後に月収200万円を稼げるようになる。2014年、事業拡大のため貿易業を手掛ける同社を設立。Amazon輸入の第一人者として、個人コンサルティングやコミュニティ(IBC)でノウハウを教え、月収100~1500万円以上稼げるクライアントを多数輩出。クライアント全員が稼げるようになると定評がある。さらに、読者数8.6万人(購読者数・輸入ビジネス日本一)のメールマガジンを配信し、その独自ノウハウで業界から注目を浴びている。現在は、パソコン1台で世界中どこに行っても仕事ができる生活スタイルを確立。年収1億円、預貯金1億円以上、30ヶ国以上の旅行、ベストセラー出版など、多くの夢をかなえている。
 
■著書
『いちばん儲かる!Amazon輸入ビジネスの極意』(秀和システム、2015年1月)
*1.7万部突破・増版8刷のベストセラー
『Amazon輸入大百科』*期間限定で無料公開中 http://takeuchi01.com/lp/
 
■URL
BLOG http://takeuchi01.com/
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