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コラム

サラリーマンのための起業講座 Vol.4

 
「脱サラして起業したい」「自分でビジネスを始めてみたい」・・・先行き不透明な時代だからこそ、自分自身で行動を起こし、お金や自由を得ようとする人は多いのではないだろうか。本コラム第3回ではAmazon輸入ビジネスに挑戦するためのマインドセットについてお伝えした。今回は、商品リサーチのコツや儲かる工夫について、その道で成功を収めるR・グローバルジャパン(株)の代表取締役・竹内亮介氏から学ぼう。

第3回では、Amazon輸入ビジネスに挑戦するためのマインドセットについてお伝えしました。第4回となる今回は、Amazon輸入ビジネスを始める際の商品リサーチのコツや、儲けるための工夫について説明します。大きな収益を得たいならば、基礎固めが大切。初心者にも分かりやすいように解説していきます。

Amazon輸入ビジネスの商品リサーチ手順は5つ

まずは、商品リサーチについて説明していきます。手順だけでなく、検索ワードに至るまで具体的な例を挙げますので、これからAmazon輸入を始める方はぜひ参考にしてください。

①輸入商品を探す
輸入商品をリサーチすることが、輸入販売の第一歩。日本のAmazonのトップページから、「並行輸入」「輸入」「import」「インポート」「海外」「北米」「日本未発売」などのキーワードで検索しましょう。

②過去のデータを調べる
過去にその輸入商品がAmazonで売れている実績が無ければ、ほとんどの場合、販売数は伸びません。ですから、過去の売れ行きのデータを取ることが重要です。ちなみに、私が日本で売れているかを確かめるときは、過去のランキングの変動が一目できる「モノレート」という無料サイトを使っています。

③FBAのライバルの数をチェック
Amazonの大きな特徴は、「1つの商品に対して1つの商品ページしか存在しない」こと。つまり、すでにAmazon上にある商品ページに出品するため、ライバルが存在します。本格的にAmazon輸入ビジネスを行っているライバルは、Amazonが提供している販売支援サービス「FBA(フルフィルメント by Amazon)」を利用しているFBAセラーだけと捉えて良いでしょう。
 Amazon商品の管理を代行してくれるこのサービスの利用者のアカウントには、「Prime」というロゴと、「AMAZON.CO.JP 配送センターより発送されます」という文字が入っているので一目瞭然です。 FBAセラーの参入者数によって、自分の参入余地があるかないかを見極めます。

④価格差があるかリサーチ
「過去に売れている実績がある」「参入余地がある」という2つの条件が揃っている商品だと分かったなら、次は価格差を調べます。いくら売れていて参入余地があっても、価格差が無ければ利益を出すことはできません。慣れるまで輸入先はアメリカのAmazonだけで十分ですので、日本のAmazonの商品とアメリカのAmazonの同一商品で、価格差を調べてください。

⑤儲かる商品の場合は仕入れる
これまでのステップを経て、売れ行きが伸びると判断できた商品の仕入れをします。

輸入品を扱っているセラーを探そう

キーワードで検索すれば輸入商品は簡単に見つかりますが、より効率の良い方法があります。輸入商品を扱っている出品者(セラー)が、すでに出品している商品をリサーチしてください。輸入商品を1つでも扱っていたら、Amazon輸入を実践しているセラーですから、検索に困ることはないでしょう。
 そして、すでに輸入販売をしている出品者と同じ商品を仕入れて稼ぎましょう。輸入販売者が出品している商品は、私たちも同じように輸入できる可能性が高いですから、「リサーチしたのに輸入できなかった」といった無駄を省くことができます。つまり、Amazon輸入で儲かっているセラーを探してまねをするということです。

具体的には、「輸入」というキーワードで検索した商品のページから、「新品の出品」をクリックし、出品者一覧ページを確認してください。ここでもFBAセラーをチェックしていきましょう。そして、出品者一覧ページの「店舗名」をクリックすると、そのセラーが出品している全商品を一覧で見ることができますから、他の商品も全てリサーチしていきます。

そうして、「リサーチを行い、他の商品に出品している別のセラーの出品商品を調べる」ということを、連鎖的に行っていけば、多くの輸入品を探すことができます。このように検索で商品を探すだけではなく、輸入品を扱っているセラーの商品をリサーチすると、さまざまな商品を見られますので効率的です。

これらは、すでに存在するページなので、過去のデータが取りやすい上に、SEO対策もできており、売れるまでのタイムラグを極力減らすことができます。さらに、儲かっているセラーが売れると判断してFBAに在庫を持っている商品は、実際に売れる可能性が高いです。Amazon輸入で最速で結果を出すには、優良セラーのまねをして、扱っている商品ページに相乗りの形で出品するのが、結果を出すための王道です。

また、優良セラーのストアページのURLは、Excel上でリストにまとめて管理しておきましょう。彼らは今後も儲かる商品を出品する可能性が高いので、1回だけでなく、後々もマークしていけばリサーチの効率は格段に上がります。最初は徹底的にセラーのまねをしてコツをつかんでください。

初心者はまずは単純転売から始めよう

私は、初心者の方には、最初は単純転売をするようにお勧めしています。単純転売とは、海外のAmazonやeBayなどの小売から仕入れて日本のAmazonで売ることです。

なぜ単純転売を勧めるのかというと、初心者が基礎を経験するには最適だからです。基礎ができていないと、「そのAmazon商品がどれだけ売れるのか?」「何個買っていいのか?」といった予測を立てることができません。

単純転売なら、代理店のように大量輸入をせずに、多種類の商品を少量ずつ扱うことができるので、小資本で基礎を積むことができます。その中で、小さな成功体験や、最小リスクでトラブルも経験できますし、法律知識も身に付いてきます。

単純転売とはいえ、中には月収100万円以上稼いでいる方もいます。基礎を飛ばして、メーカーから卸したり、代理店になったとしても、経験がないのでなかなかうまくいきません。最初から楽して稼ごうとしても、稼げるようにはならないのです。

Amazon輸入で成功するためにも、焦りは禁物です。「自分がどこまで理解しているのか」「自分の経験値はどの程度なのか」を冷静な目で判断し、長期スパンで大きな収益が上げられるように、努力を重ねていきましょう!

 

■プロフィール
竹内 亮介(たけうち・りょうすけ)
 
1983年、千葉県に生まれる。立命館大学産業社会学部卒業。R・グローバルジャパン(株)代表取締役。2012年、資金ゼロ、人脈ナシ、全くの未経験からAmazon輸入ビジネスをスタートし、1年後に月収100万円、2年後に月収200万円を稼げるようになる。2014年、事業拡大のため貿易業を手掛ける同社を設立。Amazon輸入の第一人者として、個人コンサルティングやコミュニティ(IBC)でノウハウを教え、月収100~1500万円以上稼げるクライアントを多数輩出。クライアント全員が稼げるようになると定評がある。さらに、読者数8.6万人(購読者数・輸入ビジネス日本一)のメールマガジンを配信し、その独自ノウハウで業界から注目を浴びている。現在は、パソコン1台で世界中どこに行っても仕事ができる生活スタイルを確立。年収1億円、預貯金1億円以上、30ヶ国以上の旅行、ベストセラー出版など、多くの夢をかなえている。
 
■著書
『いちばん儲かる!Amazon輸入ビジネスの極意』(秀和システム、2015年1月)
*1.7万部突破・増版8刷のベストセラー
『Amazon輸入大百科』*期間限定で無料公開中 http://takeuchi01.com/lp/
 
■URL
BLOG http://takeuchi01.com/
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