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コラム

サラリーマンのための起業講座 Vol.25

いちばん儲かる!Amazon輸入ビジネスの極意
著者 竹内 亮介

 
「脱サラして起業したい」「自分でビジネスを始めてみたい」・・・先行き不透明な時代だからこそ自分で行動を起こし、お金や自由を得ようとする人は多いのではないだろうか。2021年に新刊を出版したR・グローバルジャパン(株)の代表取締役・竹内亮介氏から今回は、効果的な広告運用について詳しく学ぼう。

第24回では、商標権について紹介しました。今回は広告運用について詳しく説明していきます。

広告運用について

まず、広告運用でよく使われる用語の説明をします。(Amazonや楽天でもよく使われるものです)。

・インプレッション
広告が表示された回数のこと。広告がユーザーに見てもらえた回数。
・クリック率(CTR)
広告を見てクリックしたお客様の割合。クリック数をインプレッションで割った数。
・広告費
広告費用の総額。
・平均クリック単価(CPC)
広告のクリックごとに支払われた額の平均。
・売上
商品売上の総額。

また、広告の効果を測る指標に「ACoS」と「ROAS」というものがあります。

・ACoS
総売上に対する広告費の割合。ACoS は低い値であるほど広告効果が高い。広告費用÷広告経由の売上×100(%)。
・ROAS
かけた広告費に対して総売上を%で表したもの。ROASは高い値であるほど広告効果が高い。広告経由の売上÷広告費用×100(%)。

なお、ACoSについてですが、例えば3000円の広告費を使って1万円分の商品が売れた場合(ACoSは30%)と、3000円の広告費を使って3万円分の商品が売れた場合(ACoSは10%)なら、後者の方がACoSは優れています。ただ注意点として、後者の場合でも利益が4000円しかない商品であれば、利益は1000円になってしまいます。この場合は利益が低く、広告費も使いすぎているということになるでしょう。どの程度のACoSを目指すかは、商品によって異なるので一概には言えないということです。私も普段は全く記憶、暗記をしませんが、上記の広告運用は実践しながら自然に頭に入っています。ぜひ広告運用をする際は、今回紹介している内容を参考にし、見返してみてください。

効果的なAmazonスポンサープロダクト運用方法

スポンサープロダクトを効果的に運用するためには、次の方法で行うと良いでしょう。

1:2週間程度、オートターゲティングだけでデータを収集する。
2:購入につながっているキーワード、ASINをマニュアルターゲティングに追加する。
3:上記ステップを繰り返し、効果的なワード、ASINを探す。
4:売れやすいキーワードには予算をかける。同時に、関連性がないキーワードやクリックされているのにまったく購入に結びついていないキーワードを除外キーワードに入れる。

スポンサープロダクト初心者の方は、最初は手っ取り早く簡単にできるオートターゲティングから開始しましょう。ただし、オートターゲティングは簡単で、すぐに効果を発揮できますが、キーワードやASINの範囲が広いので、無駄な広告も多くなります。そこで、購入につながっているキーワードをマニュアルターゲティングのキーワードターゲティング、パフォーマンスの良いASINをマニュアルターゲティングの商品ターゲティングに追加していき、同時に運用しましょう。

これを繰り返すことで、売れやすいキーワード、売れにくいキーワードがわかるので、売れやすいキーワードには広告予算をかけ、売れにくいキーワードは除外キーワードに入れていきます。スポンサープロダクトの運用結果は、セラーセントラルの広告タブの中の、広告キャンペーンマネージャーから確認できます。また、セラーセントラルのレポートタブの中の広告レポートからも、より詳細なデータをダウンロードして確認できますね。

なお、私が実践しているAmazonスポンサープロダクト運用方法は、最新版の『いちばん儲かる!Amazon輸入ビジネスの極意[第2版]』でも画像付きで、かなり丁寧に解説してありますので、ぜひご確認してみてください。Amazonスポンサープロダクト運用方法は、私の本の内容だけで十分把握していただけると思います。

1ドル120円になり考えること

2021年1月は1ドル103円でしたが、現在は1ドル120円になりました。円安傾向で、海外からの仕入れ値が上がっている状況です。今後も円安になると予想されています。しかし、個人的にはまったく悲観することはないと思っています。なぜなら私は、1ドル75円だった2012年からAmazon欧米輸入ビジネスで稼いでいますが、2013年以降に75→110円と円安になった際には、ライバルが減り、むしろ市場が安定して稼ぎやすくなった経験があるからです。

2012年までは、Amazon欧米輸入を大多数が実践していましたが、2013年の円安からは、ライバルの多くが、中国輸入、Amazon輸出などに移った時期です。(今の中国輸入ビジネスは、2013年頃から台頭してきました)。私は、この大幅に円安になった2013年以降でも一貫してAmazon欧米輸入ビジネスを続け、ライバル不在で一人勝ち状態になりました。

この時の2013年に、私が業界で最初にメーカー仕入れ&独占販売権ビジネスをやって稼ぎまくり、その後、ノウハウ化して教えることによりAmazon欧米輸入長者たちが多数誕生したというわけです。

というわけで、 現在は1ドル120円になり円安傾向ですが、今後はさらに円安になったとしてもライバルが撤退していき、逆に稼ぎやすくなると思います。また、仕入れ値が上がった分の販売価格を上げても、需要がある商品なら売れますので、ほぼ問題ありません。

為替によってビジネスモデルをコロコロ変えるのではなく、読者の皆さんには竹内ノウハウを、引き続きブレずに実践して、為替に左右されない、安定した真の稼ぐ力をつけていただきたいですね。

 

■プロフィール
竹内 亮介(たけうち・りょうすけ)
 
1983年、千葉県に生まれる。立命館大学産業社会学部卒業。R・グローバルジャパン(株)代表取締役。2012年、資金ゼロ、人脈ナシ、全くの未経験からAmazon輸入ビジネスをスタートし、1年後に月収100万円、2年後に月収200万円を稼げるようになる。2014年、事業拡大のため貿易業を手がける同社を設立。Amazon輸入の第一人者として、個人コンサルティングやコミュニティ(IBC)でノウハウを教え、月収100~1500万円以上稼げるクライアントを多数輩出。クライアント全員が稼げるようになると定評がある。さらに、読者数8.6万人(購読者数・輸入ビジネス日本一)のメールマガジンを配信し、その独自ノウハウで業界から注目を浴びている。現在は、パソコン1台で世界中どこに行っても仕事ができる生活スタイルを確立。年収1億円、預貯金1億円以上、30ヶ国以上の旅行、ベストセラー出版など、多くの夢をかなえている。
 
■URL
BLOG http://takeuchi01.com/
Facebook https://www.facebook.com/takeuchi01
LINE@「@takeuchi02」でID検索(@をお忘れなく!)
 
■著書
いちばん儲かる!Amazon輸入ビジネスの極意
(秀和システム、2015年1月)
いちばん儲かる!Amazon輸入ビジネスの極意第2版
(秀和システム、2021年2月)
*期待の第2版が2021年ついに発売!重版決定!
*2冊累計4.3万部達成、増版17刷のベストセラー
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