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コラム

サラリーマンのための起業講座 Vol.12

 
「脱サラして起業したい」「自分でビジネスを始めてみたい」・・・先行き不透明な時代だからこそ自分で行動を起こし、お金や自由を得ようとする人は多いのではないだろうか。R・グローバルジャパン(株)の代表取締役・竹内亮介氏から今回は、直接取り引きをする際の支払いや、やるべきことについて学ぼう。

第11回では、リスクのない直接取り引きの方法や購入すべき商品についてお話ししました。第12回となる今回は、直接取り引きをする際の支払い方法や、直接取り引きできちんと結果を出すためにやるべきことについて説明します。

直接取り引きの支払い方法

直接取り引きでの仕入れを進めていくと、「支払い方法は外国送金のみ」というセラーと出会うこともあります。しかし直接取り引きで商品を購入する際は、必ずPayPalを通して取り引きをするようにしましょう。なぜなら、PayPalには「サラリーマンのための起業講座第8回」でお話しした「買い手保護制度」という保障プログラムがあるからです。これは、PayPalで購入した商品が届かなかった場合や、届いた商品が説明や紹介されているものと違った場合などは、PayPalから返金されるというシステム。一方で、外国送金の場合は、商品が届かなくても保障などは一切ありません。運が悪いと、お金だけ持ち逃げされて、大金を失ってしまう可能性もあるでしょう。事実、私のクライアントでも外国送金を利用して商品を購入した際に、お金だけ持ち逃げされてしまった方がいました。そういったリスクを避けるためにも、私はPayPalを通して取り引きすることをおすすめします。まだ取り引きの回数が浅く、信頼関係を築くことができていないセラーとやりとりする場合、外国送金は控えましょう。

大事なのはメールを送る数

私はよく、クライアントの「セラーからメールの返信がないです」「直接取り引きが全然決まりません」という悩みを聞くことがあります。その際に、私が「どのくらい直接取り引き依頼のメールを送りましたか?」と聞くと、クライアントからは「だいたい2~3通くらいです」と返ってくるんです。直接取り引きへつなげるためのコツをつかんでいる人なら、メール2~3通くらいで十分取り引きが決まる場合もあるでしょう。しかし、コツをつかむまでは、送るメールの数が大事だと思ってください。失敗を恐れずに数多くのセラーにメールを送っている人ほど成功しています。メールを送ることは無料なので、たくさんアプローチしていきましょう。コツをつかんでくれば、セラーが値引きしてくれそうかどうかなどもわかるようになってきます。商品リサーチと同じように、直接取り引きも数と経験が重要です。

直接取り引きは難しくない

さらに私は、「直接取り引きは難しそう」「英語が苦手だからできない」というクライアントの声もよく聞きます。しかし、これはマインドブロックでしかないと思っているんです。私や私のクライアントのように、すでに直接取引をして結果を出している人はたくさんいます。ですから、できない理由を探して行動を起こさずにいるよりも、できる理由を探して行動を起こしてみてください。

今では翻訳サイトも充実していますし、メールを送るのも無料です。インターネットを使って世界中の人とどこにいても取り引きができるようになりました。できる理由はたくさんあります。あとは、あなたが勇気を出してメールを送るだけなのです。

あなたがまずやるべきこと

もし、直接取り引きをはじめるために何をすればいいのかわからないと頭を悩ませている方がいたら、下記のことをまずはやってみましょう。

・あなた自身のもうかる商品リストを見直し、直接取り引きができないか確認をする
・過去に取り引きをしたネットショップやeBayセラーに直接取り引きを依頼するメールを送る。

私が2年にわたってコラムで書いてきたことを実践した方は、すでに儲かる商品リストがたまっていると思います。あなたが扱っている商品で、直接取り引きできる商品がないか確認してみましょう。そして、ネットショップやeBayから購入した商品は、積極的にメールを送り、値引き交渉をしてみてください。すべてはここから始まります。

そして、今後は直接取り引きを進めるため、なるべくeBayを優先して仕入れを行い、セラーリストをどんどん増やせば、あなたのビジネスはステップアップするはずです。もちろん、仕入れた商品を管理するのも大事。しかし、セラーのメールアドレスもExcelなどで管理するようにしてみてくださいね。ここまでいけば、あなたのAmazon輸入ビジネスは“転売”から“貿易”に変わります。

メンターは必要か

メンターとは、“仕事上の指導者”や“助言者”の意味を持っています。要するに師匠のようなものだと考えてください。実は、私自身も先輩起業家の方にメンターとしていろいろ教えていただいたことがあるんです。そのおかげもあり、予想していた期間よりも短い期間で結果を得ることができたと思っています。そうした経験から、自己流でやるよりも短期間できちんと結果を出せると考えているので、もし、また私が何か新しいことに挑戦するならば、それがビジネス以外のことだったとしても、必ずメンターをつけます。

例えば、肉体改造をする際には、優秀なパーソナルトレーナーをつけたほうがつけないよりも早く結果が出ますよね。メンターをつけることとパーソナルトレーナーをつけることは、似ているんです。メンターをつけ、メンターをモデリングすることで、短期間で利益を得ることがかなうでしょう。

また、独立を志し、起業して月収100万円以上をすぐにでも稼ぎたいという場合は、やはりメンターから直接習い、インターネットに出回っていないような情報を得て、それらを積極的に自分の行動に反映させていく必要性もあると思います。メンターの思考に触れたり、メンターから新しいアイデアを提示してもらったりすることで、自分の新たな手法を生み出すこともできるでしょう。

はじめは、メンターの真似をして集中してどんどん物事を進めていくと、メンターから教えられていないような独自のノウハウが生まれてくると思います。この独自のノウハウさえ確立すれば、現状よりももっと飛躍していくんです。つまり、修業の際によく言われている守破離の過程を経て成長していくということです。

なお、メンターを見つけるためには、まず「こんな結果を出したい」「こんな生活をしたい」「これだけ稼ぎたい」という自分の理想を思い出してみましょう。そして、そんな自分が歩みたい人生を実現している方を探し、その方をメンターとして話を聞いてみてください。それが理想を実現するための一番の近道です。

また、個人的な性格や価値観もそれぞれあるので、自分と価値観が合うか、尊敬ができるか、話を聞いてもらえるかどうかなどさまざまな面からメンターを選んでみましょう。メンターからのサポートを経て、なりたい自分になるための行動を起こし、そして、これまでのコラムで紹介してきたことをもとに、皆さんがより豊かな人生を歩み続けいけるよう応援しています。
 

■プロフィール
竹内 亮介(たけうち・りょうすけ)
 
1983年、千葉県に生まれる。立命館大学産業社会学部卒業。R・グローバルジャパン(株)代表取締役。2012年、資金ゼロ、人脈ナシ、全くの未経験からAmazon輸入ビジネスをスタートし、1年後に月収100万円、2年後に月収200万円を稼げるようになる。2014年、事業拡大のため貿易業を手掛ける同社を設立。Amazon輸入の第一人者として、個人コンサルティングやコミュニティ(IBC)でノウハウを教え、月収100~1500万円以上稼げるクライアントを多数輩出。クライアント全員が稼げるようになると定評がある。さらに、読者数8.6万人(購読者数・輸入ビジネス日本一)のメールマガジンを配信し、その独自ノウハウで業界から注目を浴びている。現在は、パソコン1台で世界中どこに行っても仕事ができる生活スタイルを確立。年収1億円、預貯金1億円以上、30ヶ国以上の旅行、ベストセラー出版など、多くの夢をかなえている。
 
■URL
BLOG http://takeuchi01.com/
Facebook https://www.facebook.com/takeuchi01
LINE@「@takeuchi02」でID検索(@をお忘れなく!)
 
■著書
『いちばん儲かる!Amazon輸入ビジネスの極意』(秀和システム、2015年1月)
*2万部突破・増版10刷のベストセラー
『Amazon輸入大百科』*期間限定で無料公開中 http://takeuchi01.com/lp/

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